「私の中の森」

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うつ病・恐怖症のホリスティック医療ケア 「私の中への旅 『私』と言う人間との出会い 2」

「うつ病・恐怖症のホリスティック医療ケア」として
私がセルフカウンセリングを身に着けて症状を克服していく過程を書いています。
「うつ病・恐怖症のホリスティック医療ケア 私の中への旅・『私』と言う人間との出会い 1」2013.5.6の続きです。

とても苦しかった時期ですが、
振り返るとたくさんの奇跡的な出会いがありました。

今暗闇の中におられる方も、
どうかその出会いを逃さないでください。
(心だけではなく体の状態も改善することをお忘れなく)
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「私の中への旅 『私」と言う人間との出会い 2」

(続き)
簡単にいうと私はとても子どもだった。
まだ「私」という一人の人間になっていなかった。

だからどうにかしなければと思った時、
選ぶ行動はやっぱり「誰かに聞く」だった。

子どもたちの問題を解決するのに私が最初にしたのは
検診でお世話になった保健師に相談することだった。
保健師はとても親身になって話を聞いてくれた。
同情し、いたわり、励ました。
力になると言ってくれた。
それは保健師として、とても適切な対応だったと今でも思う。
とてもいい人だった。

けれど、私は満足できなかった。
それがどうしてなのかはよくわからなかった。
その時の自分に必要なのが「同情」でも、
「誰かの助け」でもないと本能的にわかっていたのかもしれない。
もしあの時人の手を求めていたら、
私は自分の足で立ち上がれなかっただろう。

それが違うと言うことはわかっても、では何が必要なのかは、
さっぱりわからなかった。

その矢先、保育所のお便りに育児書の紹介があった。
平井信義氏の「心の基地はお母さん」という本だった。
子どもたちのために何をどうしたらいいのかわからなかった私は、
すぐにそれを取り寄せて読んだ。

平井氏は本の中で子供に、そして人に重要なのは「自発性と思いやり」であると述べている。
自発性を育てるには過保護・過干渉をやめ、子どもを「いい子」の枠にはめないこと。
思いやりを育てるには親子、特に母親との情緒的かかわりが必要で、
スキンシップはとても重要だと繰り返し書いている。
子どもが問題行動を起こすのは、
それまでの育て方に問題があったからだと具体的な相談例を紹介していた。

その本は子育ての本というだけではなかった。
少なくとも私には。
何故自分がこのような人間になったのか?
その答えがその本の中にはあった。

本を読み進むうち、
自分が周囲に堅固な城壁を巡らした中で生きてきて、
その城壁がガラガラと崩れ落ちていくと言う感覚を私は感じた。

その城壁とは、「いい母親」「いい妻」「いい娘」「いい人」であるべきという理屈でできたもの。
その理屈に合わせているだけで、城壁の中に本当の自分はいない。

だからこそ、周囲を固めていたのだ。


平井氏の言葉を借りれば「自発性のある一人の大人」ではなかった私は、
なおさらに「いい○○」という鋳型をたくさん用意し、
自分も周囲の人もそれにはめようとしていたのだ。

人としての大切な何かを持たないまま大人になった頼りない人間。
それが、初めて私が見つめた「私」の姿だった。

子どもたちはそんな私の姿を映して見せてくれていたのだ。

アスペルガー症候群の特徴として周囲の人から学ぶことができないというのがある。
だからそのように理屈で固めなければいけなかったということも考えられる。

私は当時の私が発達障害だということを知らなくてよかったと思う。
もし知っていたら、「発達障害だから仕方ないのだ」と、また、言い訳をして、
「治しようがない」とあきらめていただろう。
そこでそんな言い訳をしても苦しさがなくなるわけでも、
子どもたちの問題が解決するわけでもないのだから。


人はある日突然その人になるのではない。
そうなった理由が必ずある。

それは私に精神医学や心理学への興味を持たせた。

崩れた城壁を乗り越え、
「新しい私」を、「一人の人間としての私」を作るために、
私は歩き出した。



(次回「分解と再構築」に続きます)

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