PTSDのホリスティック医療ケア―3
「PTSDのホリスティック医療ケア―2」
の続きです。
今回で最終UPです。
10月中旬の出来事をきっかけに発症した私のPTSDの発作を
様々な代替療法などでケアした体験を書いています。
まだ日が浅いので完全にかどうかはわかりませんが、
現在は自分をコントロールできるようになりました。
大事なのは「外側から」何かしてもらうのではなく、
あくまで自分の意志で「自分の内側から」ケアしようとすることです。
一つ一つのケアを選んで行くことが、
自分と向き合うきっかけになります。
自分の心と体と魂を一つ一つ確認していく作業です。
そうは思ってもどうやったら良いかわからないとおっしゃる方は、
ぜひホリスティック健康相談をお受けください。
心の病気に限らず、身体の病気も、一人一人の症状にあわせ、
様々なケア方法をご紹介します。
「必ず」ではなく、ご自分でそれを選ぶかどうかなので、強制ではありません。
************
決心
これは、あくまで私にむけてのものです。
ある時、すべての理屈を超えて、直感的にこう思いました。
「私はもう、病気に逃げない」
「病気を言い訳にしない」
そう、決心しました。
11月下旬~12月初旬のことです。
様々なケアをしてきたことが、
自分を見つめるきっかけとなり、
自分への信頼につながり、
心だけではなく、身体や魂を含めた自分の傷を癒し、
生きる力を底上げしてくれたからこそ出た言葉だと思います。
「もう、発作を恐れない」
「道の分かれ目では(発作を起こしそうになったら)私は発作を起こさない方を選ぶ」
「このPTSDの件では、自分の中の弱さ、ずるさを肯定しない」
一度ではなく、毎日心の中で繰り返しました。
トラウマを抱える方は自傷行為の変形として、
トラウマにかかわる場所や人や出来事に、「無意識のうちに」近づいてしまう「癖」があります。
それも「やめる」「思い出さない」と誓いました。
実際にできるできないは別として、そう決心することが大事なのです。
そして、
「PTSDの原因になった人を憎まない、怨まない」とも思いました。
それは倫理観とか理屈とかは関係なく、
PTSDから離れる為です。
「観自在―苦しみから離れる」にもありましたが、
手放したほうが私が楽になると言う選択です。
手放せない方は
「だって、○○だから仕方ない」
「そんな強さはない」
「わかっているんだけど」
と言い訳をつけますが、(実は私も最初そうでした)
これも、できるできないは別です。
まず、思うこと。
いきなり全部できるようになるなんて思う必要はありません。
その人や物、出来事を無理に「好きになる」必要はありません。
「好き・嫌い」と言う自分の「感情・感覚」は大切にしていいのです。
この辺りがよくある自己啓発本のような
「無理やりポジティブシンキング」とは違うところです。
「好きだとは思えないけど、怖いと思う必要はない」と言うことです。
12月初旬、PTSDに関係する場所に無意識のうちに行っていました。
そこが近いと気づいた時、手が震え始め、息が詰まりました。
その瞬間、「いや、私は病気を選ばない!」と心の中で叫び、丹田(へその下)にぐっと力を入れました。
そして、吸う息より、吐く息を長くした深呼吸をしました。
呼吸には自律神経をコントロールする力があるからです。
息を吐くのはリラックスさせる副交感神経を刺激します。
また、呼吸そのものが、自分では無理だと思い込んでいる身体の症状をコントロールし、
自分を客観的に見るきっかけになります。
自分を見失わない、と言うことです。
その結果、発作は起こらず、その後も大丈夫です。
とは言え、PTSDにかかわった人そのものには会っていないので、
会った時にどうなるかは、まだわかりません。
先日その方の写真をみましたが大丈夫でした。
(前は写真だけで発作を起こしていました)
会話に出ても平気です。
理屈だけで言えば、怖い人でもなんでもないのです。
頭ではわかっていたそれを、受け入れるまでに、
私にはこれだけのことをしてくる必要があったのです。
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こうして私は
身体(ホメオパシー、レイキ、音楽、料理、生活を律する、仕事、呼吸、瞑想)
心(ホメオパシー、アロマセラピー、音楽、料理、生活を律する、五感+直感を大事にする、決心、文章を書く、瞑想、仕事、センタリング、グラウディング、裁く心の解放、内観)
魂(五感+直感を大事にする、瞑想、内観、グラウディング、センタリング、裁く心の解放)
と言う、様々なアプローチによって現在はPTSDと付き合うことが出来ています。
もう一度繰り返しますが、
これら一つ一つが直接の効果があるというのではなく、
それらを選ぶ作業が自分と向き合うきっかけを作るのです。
誰かに何かしてもらうことだけを考えていたら、
そのきっかけを自ら逃すことになるのだと私は思います。
「自分と向き合う」とは、
「言うは易し、行うは難し」です。
理論だけで知っている方はいくらでも言えるでしょう。
それは机上の空論にしかなりません。
ちょっと調べれば心理学のこういった知識は誰でも持っている時代です。
でも、それで問題を解決できない方ばかりです。
当店にいらっしゃる多くの方が、
「自分と向き合う具体的な方法」を知りたがっていらっしゃいます。
人は弱く、揺れやすいものです。
でも、だからこそ、その中にある生きる強さが素晴らしいのだと思います。
心は0か100かではない。
自分で弱さを認め、いたわるからこそ、
そこにある強さに気がつけるのだと思います。
「怖い」と感じる自分を丸ごと感じて、「それでいいんだよ」と肯定し、
その上で、その時一番心地よいものを選択していく。
いたわることは「逃げ」でも、「弱さ」でもありません。
自分の命を救う、「強さ」「生きる力」を強めるものです。
「私は弱いままでは嫌だと思っている」
そう感じる自分にも気が付くようになります。
「じゃあ、どうしたいのか?」
「何とかしたい」「治したい」
では、「具体的に何をするのか?」
その選択の先にあるのが、
このホリスティック医療ケアであり、
ここまで書いたのが私がやったその「具体的な方法」の例です。
以上をお読みいただいて、どう感じたでしょうか?
難しいと感じられた方には、
私でよければいつでもご相談にのります。
これらの体験を乗り越えてきた経験があるから、
私はクライアント様が必ず乗り越えられると信じることが出来ます。
たとえ、その方本人がそう思っていなくても。
*~*~*~*~*~*
先日私のお気に入りブログの一つ、
「~GUIDE OF FAIRY~」さんを読んでいたらこんな言葉に出会いました。
「ブロックって…宝物を埋めてあるところの目印のようなものです…」
よく心のブロックって言いますが、
それはその時は受け入れる準備ができていないからいったん回避させているもの。
心が成長して外せるようになったら解放できる、
無理やりするものではないと書かれていました。
そうなんだ~~~!
ここでPTSDを起こしたのも、
今がそれを解放するチャンスだよと言うことなのですね。
今の私なら大丈夫だよって。
うん、やっぱり逃げないでよかった。
宝物を掘り当てられました

以上、私のPTSDのホリスティック医療ケアでした


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