今日は「炎の浄化」の日ですね

「Flame~炎の浄化~」
問答無用ですべてを焼き尽くす浄化の力です。
**********
今日は1月15日小正月で、各地の神社さんではどんど焼きの日ですね。
わたもりは毎月1日と15日の朝に神社に行くのですが、
今日はしめ飾りなどを持っていきました。
お参りを済ませ、帰ろうとすると、
ちょうどどんど焼きのしめ飾りなどで作られた山に点火するところでした。
北側から時計回りに4か所に神官が火をうつしていきます。
それまで寒かったのが一気に熱くなりました。
それを見ていたら、急に涙が噴き出て、嗚咽が漏れそうになりました。
炎の力はとても恐ろしいものです。
火を扱うのはとても難しく、慎重すぎるくらいを求められます。
どちらかと言うと、忌み嫌われる力です。
古事記でも火の神「ヒノカグツチ」は出産時に母親である「イザナミ」を死なせてしまったということで、
生まれた途端に父親の「イザナギ」に殺されてしまいました。
日本は八百万の神々がいる国とされていますし、
日本中に大小さまざまな神社があり、それぞれに神様が祭られ、大事にされています。
けれど、どんな立派な神様も、
最終的には炎の力をもって「お炊き上げ」と言う形で浄化せざるを得ない。
まかり間違えば、良いものも悪いものも全て焼き尽くしてしまうかもしれない火の力で。
炎はうまく使えばおいしい料理を作ったり、
冷えた体を温めたりと、とても役に立つ力で、
私たちはその恩恵をたくさん受けています。
でも、恐れられている。
悪い方向に働く火の力はまるで不当に扱われることへの怒りのようです。
どんど焼きの炎を見た時、
誰からも理解されず、正当に評価されない
火の神の深い孤独が押し寄せてきて、
それで涙が出たのです。
*~*~*~*~*~*

↑「AQUA~水の浄化~」
どんな穢れも全て自分の中に受け入れたうえで浄化する力です。
水は炎を消します。
また、炎から身を守ることも、ある程度は出来ます。
炎の中の孤独や怒りさえも、全て受け入れて浄化するのです。
恐ろしい火を消し、おさえ、良き力として使うように。
火と水は相反するもののように思われますが、
陰陽一対で裏表のどちらも必要なもの。
水で濡れて凍える人を温めるのも、また、火なのです。
水も洪水など恐ろしい力となって人々を苦しめることもあります。
ここまで思い至った時、
昨年ここに書いた言葉の意味がやっと分かりました。
「すべてを焼き尽くす炎の力と
全てを受け入れる水の力
一つとなりて、すべての扉開かれん」
どちらも必要で、切り離せないもの。
どちらも大切で、人を幸せにする使い方をした方が良いもの。
お互いを良き力の使い方ができる方へ、
幸せな力の使い方ができる方へ
ともに協力して向かわせ、導きあっていきなさい。
そうすれば良き世が作れるのだよと言うことなのでしょう。
*:::*:::*:::*:::*:::*
全てのもの、人にはそれぞれ特性があります。
特性=力と言うこともできます。
それら自体には「良い」も「悪い」もない。
ただの特徴。
でも、使い方を間違えば他者や自分を苦しめてしまう。
HSPもそうですが、自分の特性を知り、うまく付き合っていければ、
それが「普通」じゃないものでも、
逆に一見たいしたことないように思えるものでも、
自分や他者を幸せにする力に変えられるのです。
少なくとも私は、完全に、は、無理かもしれないけど、
自分や誰かを幸せに出来るように自分の特性を使っていきたい。
誰かの特性・性質・力も、幸せな使い方ができるように、
その人が本来の姿に気付けるようにお手伝いしたい。
いま、誰かを苦しめている人も、
苦しめられている人も、
必ずそうじゃない生き方ができるはずだと伝えたい。
全てには「良い」も「悪い」もないのだから。
そんなことを教えていただいた、今年の小正月の朝でした。

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
今日は夜に小豆粥を作ります♪
- 関連記事
-
-
たまにはスピリチュアルな話 2016/08/17
-
スピリチュアルなことは普通です 2015/04/27
-
今日は「炎の浄化」の日ですね 2015/01/15
-
ある湖の夫婦神 2 2014/08/31
-
ある湖の夫婦神 1 2014/08/29
-