人としての学び、魂の仕事
自分の行動を自分で無意識に制限してしまう行動癖の一因だったことを書きました。
「自分を制限してしまう行動癖になった前世トラウマ 2015.3.27」
けれど、その次の日、その時見えた前世が、
それまで私が知っていた前世につながることを知りました。
そこにかかわっていた人々とのつながりについても。
よく、人は魂の学びのためにこの世に生まれてくると言われます。
それは確かにそうです。
けれど、それだけではなく、
魂には一つの人としての人生だけではなく、
長いスパンから見た遠い未来の目的へ向け、
それぞれに魂の仕事や役割をおっているようです。
何百年、何千年の計画をもとに、綿密な筋書きがあり、
それぞれが役割を担い、必要な動きをします。
それには以前から気が付いていましたが、
この梅紅さんの話はそれを説明するのにとてもわかりやすいと思いUPすることにしました。
**************
(私の前世「梅紅」の続き)
次の日、料理を作りながら、色々なことが頭に浮かび、一気につながった。
料理をしている時は、瞑想に近いと個人的に思う。
過去に思い出した同じように遊女だった時の前世。
その時も関西の遊郭だと思ったが、太夫なのか、ただの遊女なのかはっきりしなかった。
遊女つながりでその前世のことを回想しだした。
そこで私はある侍と恋仲になる。
その侍は私を買い上げ、夫婦になると約束した。
店の主人にも話をつけ、郷元に帰り、金を用意してくると言ってかえった。
だが、それきり二度と来なかった。
私はそれをずっと恨んでいた。だが、逢いたかった。
今の時点からその侍を見ると、通りがかりの喧嘩に巻き込まれ、左目を刺されて死んだというのがわかる。
当時の私(梅紅)にそれがわかるはずもなく、
約束を反故にされたと怨んだ。
そこまでを再び頭の中で巡らせていたら、色々なことが一気にわかった。
私の名前が梅紅になったのは
「春の夜の闇はあやなし鞍馬山、色は見えねど香やはかくるる」
と言う歌からつけられたと思い出した。
あまり話さないけれど、その色香は隠せないと言う事からだった。
太夫になる時、黒地に紅梅の柄の着物を作ってもらってその名をつけられた。
その遊女は太夫になる前の私。
太夫になる前、侍と恋仲になり買い上げられると知った旦那は人を雇って侍を喧嘩に見せかけて殺した。
その後、なにくわぬ顔で私を太夫にする後ろ盾となり、1年ほどで買い上げた。
自分が人からとったものだから、とられるのではないかと恐れて、竹林の奥に隠したのだ。
それまでも梅紅は無口な遊女だったが、
侍が迎えに来ないとあきらめてからはさらに無口になり、
愁いを帯びた表情をするようになった。
皮肉なことにそれが評判をあげ、人気が一気に高まった。
そこからの人生は太夫になろうが、妾になろうが、どうでもいいと思って生きていた。
だから、何の変哲もない人生に見えたのだ。
私は今世で、恋仲だった侍、それを殺した侍、旦那の転生した3人の人物に出会っている。
*~*~*~*~*~*~*
この話は一見悲恋で、旦那はひどい人だし、
恋人を殺した侍は深い罪を犯したように思えます。
人間的学びをみればそうなのですが、でも、それだけではないのです。
私とその恋人の魂はのちの世で出会い、2人ともに魂としての重要な役割を担う必要がありました。
そこで成就しないことで、
「次の世では必ず出会いたい」
と言う思いが魂に刻み込まれます。
そうするために、二人の仲を裂く役割の人物が必要になります。
旦那と、殺した侍はその重要な役割を引き受けた魂なのです。
2人とも、そのような「深い業」を背負ってまでその役割を果たしたのです。
それはあちらの世界では「深い愛」と言われるようです。
もちろん、のちの世で、その業を自分で解消しなければなりません。
そうなってでもその役割を引き受けてくれたのです。
そして、彼らはのちの世でも再び重要な役割を背負ってくれました。
*:::*:::*:::*:::*:::*
まあ、そうまでする必要があったのは、
のちの世でどうしても私とその侍の魂が出会う必要があったというのと、
・・・・その前の人生で、何度も出会い、
その度に喧嘩別れをして、
(私がひどい目にあわされることが多かった、と、私は思っています)
そうでもしなきゃ「もう一度会いたい」なんて思わず、
逢ったとしてもまた喧嘩別れすると予想されたからのようです(爆)
あちらの世界の人たちも焦ったようです

「出会ってもらわなきゃ困る!」
「ソウルメイト」「ツインソウル」と言われる縁の深い魂は、
出会ったらすぐにわかるとか、
恋人や夫婦、親友など、素晴らしい関係になれるように一般的には思われているようです。
また、一度出会ったら離れることはないと。
でも、そんなことはないようです。
縁の深い魂だからといって、仲が良いとは限らないのです。
よく出会うからこそ、喧嘩ばかり、傷つけあってばかりと言うこともあるのです。
まあ、私はまんまとあちらの世界の方々の「トラップ」に引っかかった訳ですね(笑)
ただ、私たちが重要な魂だからと言うことではありませんよ!
私達を中心に見ればそう見えるだけで、
同時に私が誰かの悪役を引き受けているということもあるのです。
そんな風に魂の役割りや仕事は網の目のようにつながり合っているようです。
生きているだけで、自分が誰かのキーパーソンになっているのだと思います。
だから、輪廻転生は「業・カルマ」「学び」だけでは語れないようです。
だからと言って、魂の仕事だけが重要と言うのではありません。
当店にいらっしゃるクライアント様の中には、
魂の仕事を真面目にやっていたけれど、
人間としての自分を大切にせずに辛い人生ばかりを選んでいた人がいらっしゃいます。
そこで、
「今世は魂の仕事は良いから、人間としての人生をしっかり生きなさい」
と言わんばかりの人生を用意されます。
そりゃあ、前世の魂の仕事をしていた時に比べたらましかもしれませんが、
(大抵、早死にとか、殺されるとか、その他、派手に大変です)
今世はスピリチュアルな力なんてあっても役に立たないどころか、
かえって苦しむ原因になっています。
「楽しんで自分を幸せにする人生を生きる」と言う課題がとっても難しいのです。
で、前世で人間としてちゃんと生きてこなかったから、
生きるのが不器用で、うまくいかなくて・・・

「普通の人生をおくる」と言う課題が苦手な人たちもいるのです。
*:::*:::*:::*:::*:::*
今、あなたが生きているだけで、誰かの役に立っているのかもしれません。
それは意識に登らず、誰にも知られず、
それでも必要な魂としての仕事なのです。
いま、どんなに業の深い生き方をしていて、
誰かを傷つけ、だまし、ひどいことをしていても、
それが誰かの人としての学びのために必要だったり、
魂の仕事としてそれを選んでいるのかもしれません。
前回「良い人じゃない人がいい人になることはない」と書いたのは、
この辺りに根拠があります。
(「異常なのは精神に異常をきたす人じゃなく、そこへ追い込む人の方だと思う件について 2」参照)
人は、人間として体を持ってこの世界に生きているだけで素晴らしいのだと私は思っています。
あちらの世界で生きている「神様」とか言われている人たちは、
人間として生きる勇気を持たない腰抜けだとすら思っています。
「何エラそうなこと言ってんのよ!」って。
今、こうして書いている一行が、
誰かの人生を動かすものになるかもしれない。
あなたが誰かを傷つけることが最終的には誰かの救いになるかもしれない。
誰かの人生に与える見えないけれど大きな影響はあなたのとった小さな何気ない行動なのかもしれません。
それは魂と言う視点から見れば
「良い・悪い」で裁けるほど簡単なものではないのだと私は思っています。
これらを理解した私は、
私を傷つける役割を担ってくれた魂たちに深く感謝しています。
大事なのは常に、
これからの人生をどうやって生きて行きたいのか?
何を望み、どう行動するのか?
魂としての役割を知る必要なんてありません。
ずっと、「良い人」でいる必要も「ひどい人」でいる必要もありません。
ただ、生きる。
一生懸命に、生きる。
それが誰かの人生に繋がっていく。
特別である必要なんてない。
この世界にこの不自由で傷つきやすい心と体を持って「人間として」生まれただけで素晴らしい。
それだけで、勇敢なのです。
泣いていても、苦しんでいても、傷つけていても、傷ついていても、
その「命」を生きているだけですごいことだと私は心から思います。
あなたがそこにいてくれてありがとう。
この私の言葉に出会ってくれてありがとう。
読んでくれる人がいたから、書き続けてこられました。
そして、それを仕事にして、新たな出会いを得ることが出来ました。
私はこれからも不器用に、でも必死に生きて行きます。
逃げたくなることもあるけど、でも、逃げずに人として生きて行きます。
それが私の魂の仕事だと思っています。
同じ時代に生まれ、生きている皆さんに、感謝をこめて。
メンタルコンサルティングTerra、開店1周年のこの日に、この記事をかけて良かった。
お読みいただきありがとうございます




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