「私の中の森」

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幕が上がったら 2―高校演劇と神経発達症(発達障害)の私

バレンタインを前に「運命の人と幸せになる」をテーマにWeb女性誌「Trinity」に3本の記事をあげる予定です。
1本目はこちら♪

前世で縁のあった人は運命の人?―運命の人に出会うために①

幸せになりましょうよ。
せっかくこの世に生まれたのだから。
入口が恋愛でも、仕事でも、病気でも、人間関係でも、
目指す場所は「本当の自分」なのですよ。

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*************
「幕が上がったら 1―発達障害・HSPその他でひどい状態だった高校時代 」の続きです。

高校演劇と私

はじめは美人な先輩に憧れて放送部に入ったのに、

受験で知り合った友人に誘われて演劇部に遊びに行ったら、
そこの1年生メンバーと気が合い、
その日のうちにメンバーの一人の家に列車に乗って遊びに行くという、
私にしてみればミラクルなことがあって、
今更演劇部員じゃないとは言えなくて入部したのでした。

当時のメンバーはバカばっかりで(ゴメン!)
市とはいえ、オホーツク海沿いの小さな街中で突然歌って踊るとかそういうことをやっていました(笑)
普通に、道を歩く一環として(^^;)

ミュージカルの振付は私がやることが多かったかな。
うん、ダンス、好きでした。

コスプレとかは当時はなかったけれど、
そういうものもない時代に、街中で色々やっちゃうという、
(ネコ耳つけて歩くとか、しなかったけ?)
今から思えば大変恥ずかしいことをやっていたので、
今は目立つことをしようとは思わないのです。
もう、おなか一杯という感じ。
一生分やったから(笑)

顧問の先生は北海道で5本の指に入るという演劇で有名な先生で、
私たちは名前の一部をとって「とうちゃん」と呼んでいました。
どこへ行くにも黒の長靴を履いているという、
かなり変わった名物先生でした。

演劇名門校だった気がする?多分。

先生や先輩たちも含め、とても仲が良くて。
OB、OGも頻繁に来て指導してくれていました。


最初の舞台は1年生6月の大きな他校との合同公演。
ミュージカルで、出演者が多いから私も役をもらえて、
歌なんかもたくさん歌って。

上演が終わって幕が下りた時、演劇の魔法にからめとられました。

その感覚は、体験した人じゃないとわからないと思います。
演劇にすぽっとはまってしまう感覚。

一つの劇を、苦楽を共にした仲間と、上演しきった時の感動。
幕が下りた時に涙が飛び出す、あの感じ。

好き、どころじゃなく、虜になったという言葉がぴったり。

映画「幕が上がる」にはリアルの高校演劇大会シーンが盛り込まれていて、
そこは明らかに映画のストーリーとは空気感が違うのです。
そのシーンが出てきただけで涙ぐんでしまいました。

リハーサルや、セット搬入や、搬出口での挨拶など、
今も書いていて理屈じゃなく、涙が出そうになります。

なぜ?と、聞かれても、答えられない。
高校演劇って、そういう特別な空気感を持ったものなのです。

数年前に母校の演劇部が全国大会に行ったとき、
カンパを送ったら大会のDVDが送られてきて、
なかなか見る勇気がなくて、
半年後くらいに見たら最初から最後まで号泣(笑)

演劇は人の心を表現するから、
人間関係がとても濃密なのです。
お互いの心をさらけ出すというか、
こちらから無理やり手を伸ばしてえぐりとる感じで相手を知ろうとする。
心に土足で入り込むどころじゃない感じ。

だから、仲が良くもあり、悪くもあり。
友達、というより、仲間という感じ。

普段はほとんど心を見せない私が、
自分をむき出しにしていました。

そう、アスペでADDで、HSPで、癇癪もちで、ヒステリーで、
世間知らずで、わがままで、周囲のことが見れないやつで。
私の「悪い面」を全部さらけ出していた感じ。

多分、トラブルメーカーのうちの一人だったと思います。

うわっ!自分でも書いていて最悪だと思います。

それでも付き合ってくれていた彼らに今でも本当に感謝しています。


私は役者バカタイプで、2年間で大小講演、大会合わせて9本の芝居に出ました。
審査員から名指しで褒められたこともあり、
良くも悪くも、舞台で目立つタイプだったような気がします。

舞台の上から見るあの客席の感じ。
全ての人の心の中が見透かせそうな感じ。
もっと心を揺さぶってやる!と、挑戦的になる自分の一部。

どんな瞬間よりも、舞台の上では自由になれました。
劇中の人物は神経発達症(発達障害)じゃないし、
その他の症状がある人でもないから。

ストーリーが決まっていて、
手探りで進んでいかなくていいし。
(劇を作ること自体は手探りで、それが楽しいのですが)

そして、そんな私の我儘を許してくれていたのが、当時の仲間だったと思います。
(いや、許したんじゃなく、あきらめていたのか?)

*~*~*~*~*~*~*
劇団を作る

そんな仲間を裏切って、私は2年間で演劇部を辞めました。
3年生の時に、自分で社会人を集めて劇団を作ったのです。

知り合いの知り合いの知り合いくらいの人、数十人に電話をかけて、
17歳の小娘が、大人の人たちに
「一緒に芝居をやってください!」とお願いして、
練習場所を探したり、いろいろ歩き回って。

当時も感謝していたけど、
それにこたえてくれた大人たちが偉かったんだなと、
大人になったときに、つくづく思いました。

1時間ほどの芝居を1本、3回公演でやったら、
「私はこれを一生やるほど好きではないな」と判って
それきり、大好きだった演劇から足を洗いました。


高校演劇を辞めた理由は色々あって、当時は
「山のあなたの空遠く、
幸い住むと人の言う―」
という詩にあるような気持ちでやめるのだと思っていました。

何もないのだとしても、それを自分の目で確かめたいのだ、と、
顧問の「とうちゃん」に言った覚えがあります。

当時はわかっていなかったけど、今から思えば、
単純に自分に嫌気がさして、
場所替えをしようとしたのではないかと、
この仕事をするものとして分析します。


場所を変えても、自分が変わらなければ、何も変わらないとわかっていなかったのですね。

上記の詩の人物も、きっと同じだったのでしょうね。


実際、劇団をやってよかったと思っています。

うん、やらないより、やったほうがいい。
何事もそうです。

そう言える大人になれたことが良かったと思っています。



その3年間の演劇にまつわる私の思い出は、
今の私を支えてくれています。

自分にはいざという時の行動力があると自分を信じられるし、
大きな舞台の上でも、
どんなに大勢の人の前でもそれを楽しめると思えます。

高校時代の私。
大変な状態だったのに、負けないでよく頑張りました。
頑張ってくれてありがとう。
つらいって、気が付いてあげられなくて、本当にごめん。

そして、何度も言うけど、
当時の私にかかわってくれた方たち、
演劇関係者はもちろん、
そうじゃない方も、本当にありがとう。


先週の記事を高校時代の友人たちに知らせたら、
迷惑だと思ったことなんてなかったよって言ってくれて、
涙が飛び出ました(笑)

**********
幕が上がったら

「幕が上がる」に、
上演中にいろいろトラブルが起こるというシーンがあって、
それを見て思ったのだけれど。

一度幕が上がったら、
セリフを忘れても、
小道具が足りなくても、
音響や照明にトラブルがあっても、
段取りが違っても、
セットが壊れても、
芝居を途中で投げ出すわけにはいかない。


そういう時に、パニくる人もいれば、
動きを止めてしまう人もいれば、
泣いちゃう人や、
頑張って余計なことをする人や、
人それぞれだと思うけど。

私はそういうのを面白がるタイプだったと思う(笑)
何があっても、芝居はやめない。
アドリブしまくりで、慌てる仲間の反応を楽しんで(笑)

何故なら、裏方のスタッフも含めて、
ずっと一緒に練習してきた仲間たちを信じていたから。


物語のラストまで、私たちは上演を続けるしかないんだよ。

途中でとまどってもいいよ。
泣いてもいいよ。
でも、やめないで。

下手でもいい。
演じるのがいい役でも、
悪い役でも関係ない。

ただ、舞台の上では、
ふざけて真剣にやらない人はカッコ悪いよ。


舞台を投げ出さないで。

物語の最後を体験しよう。

幕が下りた時の感動は、何物にも代えがたいから。

だから、幕が上がったら、どうか物語をやめないで。
この舞台にかかわっている、仲間を信じて。
緞帳が下りるその時まで。


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この記事のコメント:

こんばんは。mariです。
後半、仲間にめぐり会えて、かけがえのない体験が
できたわたもりさまに、前半が暗かっただけに一安心
しました。

なんだか、最後の辺りの言葉、

ただ、舞台の上では、
ふざけて真剣にやらない人はカッコ悪いよ。

舞台を投げ出さないで。

物語の最後を体験しよう。

幕が下りた時の感動は、何物にも代えがたいから。

だから、幕が上がったら、どうか物語をやめないで。
この舞台にかかわっている、仲間を信じて。
緞帳が下りるその時まで。

が、「人生の幕があがったら」に聞こえました。
人生も、いつも猪突猛進はきついし、大変だからお薦め
しないけど、(そう猪突猛進で失敗した私です)
本気で取り組んでいきたいですよね。
自分をごまかさず。投げやりになったり放棄しないで。
2016-02-01 Mon 22:52 | URL | mari #-[ 内容変更] | top↑
mari様

> 後半、仲間にめぐり会えて、かけがえのない体験が
> できたわたもりさまに、前半が暗かっただけに一安心
> しました。

はい、私は全くダメダメな人でしたけど、本当に出会いに恵まれたと思っています。

> 「人生の幕があがったら」に聞こえました。
> 人生も、いつも猪突猛進はきついし、大変だからお薦め
> しないけど、(そう猪突猛進で失敗した私です)
> 本気で取り組んでいきたいですよね。
> 自分をごまかさず。投げやりになったり放棄しないで。

くみ取ってくださって、ありがとうございます。
この部分はそういうつもりで書きました。

そうそう、時には休むことも必要で、だからこそ、人生は病気などでストップをかけて、
周囲を見なさいよって言ってくれるのだと思います。
うまくできなくていいんですよね。
でも、逃げないこと、真剣にやること。
そういうのをバカにする人もいるけど、そういう方が私はカッコ悪いと思うのですよ。
その時々の自分の精一杯で十分。
上手じゃないからと言って、自分を恥じる必要はない。

そういうまなざしを忘れずにいたいと思っています。
2016-02-02 Tue 12:01 | URL | わたもり #9GWVC0v.[ 内容変更] | top↑
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