失敗するのは発達障害者や精神障害者だけなのか?
失敗するのって、発達障害や精神障害がある人だけなのでしょうか?
私自身も発達障害(診断名アスペルガー、ADD他)があり、
失敗がとても多く、一時期は二次障害で鬱状態になりました。
「うつ病だった頃の私に伝えたいこと」参照
当店にいらっしゃるクライアント様も、
発達障害や精神病で色々うまくいかないことがあり、
「自分はぜんぜんダメで」
「何もかもうまくいきません」
と、ご相談いただく方が多いのです。
今回は、「失敗」をテーマに書いてみたいと思います。
*************
失敗は誰でもします
発達障害や精神障害のない人が失敗しないかと言うと、
そんな事はありません。
失敗は誰でもします。
でも、それを気にして
「自分はダメだ!」
「もう、仕事辞める!」
「何もかも出来ません!」というのと、
失敗を真摯に反省し、
それを知恵に変えて人として成長するかどうかで人生が違ってきます。
では、真摯に反省し、糧に出来る人と、
出来ない人では何が違うのでしょう?
************
外的要因
・周囲に意地の悪い人ばかりいる
何をしても責める、上げ足とる、意地悪を言う、からかう等、
心の汚い人ばかりという環境にいる方も多いです。
それは、そう言う人の根性が悪いのであって、
それを基準にして
「自分はダメだ!」と考える必要はありません。
・子ども時代からダメ出しばかり
上記のような人が、家庭にいる場合もあります。
それとは別に、親御さんが心配性で、不安症で、
あるいは、良かれと思ってダメ出ししていた場合もあります。
親の立場に立つと、悪気はなかったのです。
その親御さんも、おそらく、そうやって育ってきたのでしょう。
「間違いだ」と気づいた時には遅いのですけどね。
そういう過去があったとしても、
成人したら大人です。
自分の人生は、自分で作っていくしかないのです。
誰かのせいにして進まないとしたら、
進まないことを選んだ自分の責任です。
*************
内的要因
・認められたい
・立派に見られたい
いくつになっても、初めてやる事は判らないし、
上手くできなくて当たり前です。
それなのに、無意識のうちに、
最初から「褒められよう」「上手くやろう」とするから、
少しでも注意されたり、なおされたりすると、
すぐにくじけて「自分はダメだ!!」となる人が多いようです。
私は30才になった時、
「30才ってもう少し大人だと思ってた」と、思いました。
そう、いくつになっても、その年になるのは初めてだし、
出来ない事、知らない事も多いのです。
どんな時も、それをやるのが初めての時のような気持で真摯に取り組む事しか、
人には出来ないのだと私は思っています。
誰かに褒められるから、仕事をするんじゃありません。
生活の糧を得る為に働くんです。
家事や育児は、それをするのが当たり前だから、やるんです。
「見て見て!出来たよ!すごいでしょ!褒めて!」というノリでするのをやめましょう。
・自責の念が強い
・自分の求めるレベルが高すぎ
・自分を過大評価
「人は失敗して当たり前」という前提が無く、
初めてやる事でも「立派にやらなきゃ!」と考えていて、
自責の念が強く、口では自分はダメと言いつつ、
「私はそれくらいのレベルでやる」と自分を過大評価しています。
だから、失敗するとガーン!と落ち込み立ち直れなくなります。
優等生や褒められて育った人程つまずきやすい要因はここにあるのでしょう。
・どうせ自分には無理だから
・やりたくてやってるわけじゃ無いし
根底にそういう気持ちがあり、
何度失敗を繰り返しても気をつけることが出来ません。
自分に厳しいようで、実は自分に甘いのです。
***********
その結果、どうなるか?
・ごまかそうとする
叱られないように、
ダメだと言われないように、ごまかそうとします。
それこそ、人間としてダメです。
ごまかしたらその後も、「ばれないかな?」とヒヤヒヤして生きなきゃいけなくなります。
気にかかって、次の失敗を誘発する原因となります。
不器用でもきれいな心を選んだほうが、結果的には楽に生きられると私は思います。
・自分以外の何かのせいにする
・「仕方ないよね」という言い訳を引っ張り出してくる
発達障害だから、HSPだから、精神障害だから、
アダルトチルドレンだから、やりたいことが見つからないから、
トラウマがあるから、と、出来ない言い訳を探し出します。
いよいよ、本当に出来なくなります。
というか、やらなくなる。
うちは発達障害の方にはウケが悪いのですよね。
「発達障害で困っているなら脳の働きが良くなるように、
食生活や医療方法を見直し症状を改善するよう努力しましょう」というので。
精神病やHSPにしても、同じように言い訳を手放したくない人は多いです。
私はご相談の初回に現状に対する分析と対処法を全てお伝えしますが、
取り組まれる方は半分いるかいないか。
すぐに取り組んで改善した方に言うと、
「ええ?どうしてやらないんですか?!もったいない!」と驚かれます。
言い訳を手放さない自分の気持ちが、
自分の足を引っ張っていると気が付いた方が良いと思います。
**************
どうしたら良いのか?
Trinityのこの記事をご参照ください。
「自分に『降参』する―頑張り過ぎ屋さんが楽に生きられるようになる方法」
宣伝ではなく、文字数の関係で、こちらをご紹介します。
人は失敗して当たり前です。
勿論、失敗しないように気をつけるのも当たり前です。
でも、失敗を怖がって仕事や家事・育児などをしないとしたら?
仕事をせず、家事育児放棄しても、失敗するよりましですか?
私はホメオパシーやフード(風土)ヒーリング、
その他様々なケアのおかげで以前よりかなり楽に生きられるようになりました。
それでも、失敗はします。
今はそれを認め、受け入れ、
うまくいかないならどうやったらいいかを真剣に考えます。
それが私を進化させます。
そうやって進み積み重ねた時間が自分の自信となっています。
失敗だけじゃなく、出来たことも認められるようになったのです。
それは、環境でも、力量でもなく、
自分の気持ち一つだと私は思います。
それでも、言い訳を重ねて生きて行くならそれはそれ。
ご自分の自由だとも思います。
どんな人も平等に、
自分の歩いた結果が、後ろに続くだけですから。
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私自身も発達障害(診断名アスペルガー、ADD他)があり、
失敗がとても多く、一時期は二次障害で鬱状態になりました。
「うつ病だった頃の私に伝えたいこと」参照
当店にいらっしゃるクライアント様も、
発達障害や精神病で色々うまくいかないことがあり、
「自分はぜんぜんダメで」
「何もかもうまくいきません」
と、ご相談いただく方が多いのです。
今回は、「失敗」をテーマに書いてみたいと思います。
*************
失敗は誰でもします
発達障害や精神障害のない人が失敗しないかと言うと、
そんな事はありません。
失敗は誰でもします。
でも、それを気にして
「自分はダメだ!」
「もう、仕事辞める!」
「何もかも出来ません!」というのと、
失敗を真摯に反省し、
それを知恵に変えて人として成長するかどうかで人生が違ってきます。
では、真摯に反省し、糧に出来る人と、
出来ない人では何が違うのでしょう?
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外的要因
・周囲に意地の悪い人ばかりいる
何をしても責める、上げ足とる、意地悪を言う、からかう等、
心の汚い人ばかりという環境にいる方も多いです。
それは、そう言う人の根性が悪いのであって、
それを基準にして
「自分はダメだ!」と考える必要はありません。
・子ども時代からダメ出しばかり
上記のような人が、家庭にいる場合もあります。
それとは別に、親御さんが心配性で、不安症で、
あるいは、良かれと思ってダメ出ししていた場合もあります。
親の立場に立つと、悪気はなかったのです。
その親御さんも、おそらく、そうやって育ってきたのでしょう。
「間違いだ」と気づいた時には遅いのですけどね。
そういう過去があったとしても、
成人したら大人です。
自分の人生は、自分で作っていくしかないのです。
誰かのせいにして進まないとしたら、
進まないことを選んだ自分の責任です。
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内的要因
・認められたい
・立派に見られたい
いくつになっても、初めてやる事は判らないし、
上手くできなくて当たり前です。
それなのに、無意識のうちに、
最初から「褒められよう」「上手くやろう」とするから、
少しでも注意されたり、なおされたりすると、
すぐにくじけて「自分はダメだ!!」となる人が多いようです。
私は30才になった時、
「30才ってもう少し大人だと思ってた」と、思いました。
そう、いくつになっても、その年になるのは初めてだし、
出来ない事、知らない事も多いのです。
どんな時も、それをやるのが初めての時のような気持で真摯に取り組む事しか、
人には出来ないのだと私は思っています。
誰かに褒められるから、仕事をするんじゃありません。
生活の糧を得る為に働くんです。
家事や育児は、それをするのが当たり前だから、やるんです。
「見て見て!出来たよ!すごいでしょ!褒めて!」というノリでするのをやめましょう。
・自責の念が強い
・自分の求めるレベルが高すぎ
・自分を過大評価
「人は失敗して当たり前」という前提が無く、
初めてやる事でも「立派にやらなきゃ!」と考えていて、
自責の念が強く、口では自分はダメと言いつつ、
「私はそれくらいのレベルでやる」と自分を過大評価しています。
だから、失敗するとガーン!と落ち込み立ち直れなくなります。
優等生や褒められて育った人程つまずきやすい要因はここにあるのでしょう。
・どうせ自分には無理だから
・やりたくてやってるわけじゃ無いし
根底にそういう気持ちがあり、
何度失敗を繰り返しても気をつけることが出来ません。
自分に厳しいようで、実は自分に甘いのです。
***********
その結果、どうなるか?
・ごまかそうとする
叱られないように、
ダメだと言われないように、ごまかそうとします。
それこそ、人間としてダメです。
ごまかしたらその後も、「ばれないかな?」とヒヤヒヤして生きなきゃいけなくなります。
気にかかって、次の失敗を誘発する原因となります。
不器用でもきれいな心を選んだほうが、結果的には楽に生きられると私は思います。
・自分以外の何かのせいにする
・「仕方ないよね」という言い訳を引っ張り出してくる
発達障害だから、HSPだから、精神障害だから、
アダルトチルドレンだから、やりたいことが見つからないから、
トラウマがあるから、と、出来ない言い訳を探し出します。
いよいよ、本当に出来なくなります。
というか、やらなくなる。
うちは発達障害の方にはウケが悪いのですよね。
「発達障害で困っているなら脳の働きが良くなるように、
食生活や医療方法を見直し症状を改善するよう努力しましょう」というので。
精神病やHSPにしても、同じように言い訳を手放したくない人は多いです。
私はご相談の初回に現状に対する分析と対処法を全てお伝えしますが、
取り組まれる方は半分いるかいないか。
すぐに取り組んで改善した方に言うと、
「ええ?どうしてやらないんですか?!もったいない!」と驚かれます。
言い訳を手放さない自分の気持ちが、
自分の足を引っ張っていると気が付いた方が良いと思います。
**************
どうしたら良いのか?
Trinityのこの記事をご参照ください。
「自分に『降参』する―頑張り過ぎ屋さんが楽に生きられるようになる方法」
宣伝ではなく、文字数の関係で、こちらをご紹介します。
人は失敗して当たり前です。
勿論、失敗しないように気をつけるのも当たり前です。
でも、失敗を怖がって仕事や家事・育児などをしないとしたら?
仕事をせず、家事育児放棄しても、失敗するよりましですか?
私はホメオパシーやフード(風土)ヒーリング、
その他様々なケアのおかげで以前よりかなり楽に生きられるようになりました。
それでも、失敗はします。
今はそれを認め、受け入れ、
うまくいかないならどうやったらいいかを真剣に考えます。
それが私を進化させます。
そうやって進み積み重ねた時間が自分の自信となっています。
失敗だけじゃなく、出来たことも認められるようになったのです。
それは、環境でも、力量でもなく、
自分の気持ち一つだと私は思います。
それでも、言い訳を重ねて生きて行くならそれはそれ。
ご自分の自由だとも思います。
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